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30代で地方公務員に転職したら給料いくら?中途採用の年収を公開

※この記事はあくまでも個人的な感想や情報であり、金額や待遇を保証するものではありません。詳しくは該当する自治体へお問い合わせください。

こんにちは、沖縄県に住んでいるセロリです ( ̄▽ ̄)ノ

僕の妻は市役所で働いており、結婚してから公務員試験に合格しました。沖縄県内の市町村で、職種は行政職でその頃の年齢は30歳だったので中途採用になりますね。

共働きだった事もあり、当時は年収がいくらぐらいなのか気になって色々調べてましたよ。全体での平均金額は結構あったのですが、小規模な都市で具体的な金額が書かれているサイトは少なかったですね。

同じように中途採用枠で市役所等の地方公務員試験に挑戦する人も居ると思うので、初任給などについて書いてみたいと思います。

給料や待遇などは各自治体によってかなり違いがありますので、あくまでも参考程度に見て下さいね。

結論:社会人経験12年で年収約357万円(税引き前)

僕の住んでいる市では高卒で社会人経験12年での初年度年収は約357万円でした。人口は5万人程度の市です。

扶養家族の人数、職場までの距離(交通費)、住居が賃貸か持家か等でも変わってきますので人によって多少の増減はありますが、妻の場合はこのくらいの金額でした。

以下に詳細を書きますね。

市役所の行政職に中途採用で入った場合の年収

就職をする際に、最初の初任給は誰もが気になる部分だと思います。中途採用だとこれまでの職歴や経験年数など、企業によって評価は違います。

それは地方公務員も同じで、中途採用の場合これまでの社会人経験によって基本給が変わります

評価の基準等は公表されてなく、あくまでも予想や他の人の金額を参考程度にしか図れません。

似たような条件で地方公務員への転職を考えている人も居ると思うので、一例として僕の妻の初任給を参考にして下さい。

市役所の行政職に中途採用で入った場合の初任給っていくらぐらい?

市役所の職員採用募集に、新卒での初任給の目安が載っています。しかし、新卒ではない中途採用の初任給や、職歴を考慮しての「経験年数の上乗せ」の基準は載っていません。

地方公務員の給料等の基準は、各自治体のホームページでおおよその金額が分かりますので、確認してみて下さいね。

例として那覇市のホームページから給与表を探します。

  1. ホームページにアクセスする
  2. トップページ中央にある検索窓から「例規集」で検索
  3. 検索結果の中から例規集を選択(一番上にあるかな?)
  4. 那覇市例規集を選択
  5. 体系目次を選択
  6. 第五類の「給与」を選択
  7. 第二章の「那覇市職員の給与に関する条例」を選択
  8. 画面右にあるスクロールバーを7割くらい下に降ろしたとこにある「 行政職給料表 」を参照

こんな感じですね。もっと長いんですが省略します。

縦の列にあるのが号給で1年間で普通に勤務してると4号給程上がります。下に行くと金額が増えていきます。

横の列は級でこれは役職等で上がっていきます。最初は普通で1級からスタートです。

中途採用だったので新卒での最初の号給は分からないのですが、高卒だと5号くらいからスタートするみたいです。

この基本給に加えて、各手当が加算されます。よくあるのが

多くの自治体で共通している基本的な手当
  • 扶養手当
  • 地域手当
  • 通勤手当
  • 居住手当
  • 勤勉、期末手当(ボーナス)

他にもあるんですが、大体共通して大きなものはこんな感じですかね。

次に実際支給された金額です。何度も言いますが、各自治体によって金額は変わりますので参考程度にしてくださいね。

初任給はこれまでの職歴や勤務年数、生活環境等で変わる

まず当時の妻の生活環境です。

  • 高卒
  • 持ち家
  • 子供1人
  • 市役所の近くで交通費無し
  • 公務員とは関係ない職歴12年

こんな感じで、年齢は30歳です。最初に与えられた号給は1級45~50号で(数字は曖昧にしてます)基本給は約21万円でした。

妻の場合は対象になる手当てが「扶養手当」のみだったので、この基本給に扶養手当が加算されます。

住んで居る自治体の扶養手当が子供一人で6500円だったので 21+0.65=21.65万円 が初任給になります。

ボーナスの代わりとなる「勤勉、期末手当」は年に2回もらえます。令和元年度はざっくりとした内容でこんな感じです。

夏と冬に支給される勤勉手当と期末手当
  • 6月と12月に支給される
  • 6月に「勤勉手当0.925ヶ月分」「期末手当1.3ヶ月分」※毎年調整
  • 12月に「勤勉手当0.925ヶ月分」「期末手当1.3ヶ月分」※毎年調整
  • 最初は4月から勤務なので、1年目の6月は少なめ
  • 国家公務員への支給額で調整する自治体が多い

国家公務員のボーナス支給額は、人事院が毎年発表している「人事院勧告」に基づいて決定されます。

途中で休んでいても理由によっては期末手当が支給されましたね。(出産や勤務中に発生したケガや病気等)

扶養手当も期末手当に加算されるため、これらを含めた年収は

  1. 基本給21.65万×12=259.8万円
  2. 期末手当21.65×1.3×2(夏、冬)=56.29万円
  3. 勤勉手当21×0.925×2(夏、冬)=38.85万円
  4. 合計259.2+56.16+38.85=354.94万円

※期末、勤勉手当は令和元年度支給の年間4.45ヶ月で計算してます。税引き前の金額です。

大体354.94万円でした。最初は4月からの勤務になるので、6月の期末、勤勉手当は少なくなるのですが、分かりやすくするため満額での計算です。

他の手当ては分かりませんが、扶養手当は期末手当の中にも入ってましたね。

基本給に16.45(基本給12ヶ月+4.45)を掛けるとおおよその金額が分かりますよ。

配属先に大きく左右される勤務環境

一般的な公務員のイメージは

  • 定時に帰れる
  • 業務内容が楽
  • 休日出勤は無い
  • 残業代は全額支給

こういうイメージがありますね。実際僕もそう思ってました。しかし現実はそう甘くなかったみたいです。

残業や休日出勤はどのくらいあった?

公務員を目指す方にとって、残業や休日出勤は気になるところでしょう。一般的なイメージと実際の現場ではどのくらい違うのか?

妻から聞いた範囲で書いてみます。

配属先によって様々

配属先によって残業やストレスの量はかなり違うみたいですね。僕の妻は多忙で有名な部署に配属された為、最初から結構苦労したみたいです。特徴としては

  • ストレスからくる体調不良
  • 仕事量に対しての職員の不足
  • 訪問先の市民から度重なる暴言
  • 報告書類の期日が近くなると連日残業、休日出勤

一部ですがこんな感じでした。残業は12時とかになる事も多く、休日出勤が連続することもあり心身ともに疲れ果てた表情で帰宅する日が多かったですね。

精神的な疲労が一番厄介で、「もう辞めたい」とよく言ってました。公務員は楽なイメージが強かったので、結構ショックだったの覚えています。

そういう部署は皆から敬遠されがちですが、世の中に必要であり「誰かがやらなければいけない」仕事を市役所の職員達が頑張っていると思うと、以前より市役所の職員に感謝の気持ちが出てきましたね。

残業、休日出勤も予算が決まっており予算以上の残業時間はお金ではなく「代休」という形で支給されます。

大体3年くらいで他の部署へ異動になるので、色んな部署を経験する事ができるみたいです。

色々な仕事に関わることで、自分でも知らなかった向いてる仕事に出会える可能性もあると思います。

いつも定時に帰れる部署もあれば、残業、休日出勤が多く精神的にキツイところもあるみたいです。

常に自分のモチベーションを上げる要素を探していくのは、どの仕事でも必要になりますね。

中途採用での市役所勤務の収入まとめ

聞いた範囲での話でしたが、市役所勤務、年収の一部を紹介しました。まとめとして

この記事のまとめ
  • 社会人経験12年で年収約354万円
  • 住む地域や条件で手当などが大きく変わる
  • 部署によっては民間以上に激務
  • 約3年くらいで色々な部署へ異動がある
  • モチベーションを上げる要素を探す事は大事

こんな感じですね。

妻は最初にキツイ部署への配属になりましたが、異動になって今はやりがいがあって充実してるそうです。

これから公務員を目指す方も一例ですが参考にしてみて下さいね!

ではでは♪ ( ̄▽ ̄)ノ